相模原市南区で戸建て・マンション・土地を売却するとき、主な方法として「仲介」と「買取」があります。
「できるだけ高く売りたいなら仲介」
「早く売りたいなら買取」
と説明されることが多いものの、実際はそれほど単純ではありません。
不動産の立地や状態、売却期限、住宅ローンの残債、相続手続き、残置物の量、近隣への情報公開などによって、適した売却方法は変わります。
同じ相模原市南区でも、相模大野駅周辺のマンション、古淵のファミリー向け住宅、小田急相模原・相模台周辺の戸建て、東林間の住宅地、麻溝台・大野台・西大沼の車利用を前提とした住宅では、想定される購入者や販売方法が異なります。
そのため、仲介と買取を選ぶ際は、一般的なメリット・デメリットだけでなく、その不動産がある地域でどのような需要があるかまで確認することが重要です。
この記事では、相模原市南区を中心に不動産売却を行ってきた根津ハウジングが、仲介と買取の違い、それぞれに向いている人、物件別・地域別の判断ポイントを詳しく解説します。
不動産売却における仲介と買取の違い
仲介と買取の最も大きな違いは、誰が不動産を購入するかです。
仲介とは
仲介とは、不動産会社が売主と一般の購入希望者の間に入り、買主を探す売却方法です。
不動産会社は、売主との媒介契約に基づいて、物件調査、価格査定、広告掲載、購入希望者への案内、条件交渉、売買契約、引き渡しなどを支援します。
仲介では、主に次の方法で購入希望者を探します。
- 不動産ポータルサイトへの掲載
- 不動産会社のホームページへの掲載
- レインズへの登録
- 既存顧客への紹介
- 他の不動産会社への情報共有
- チラシや現地販売会
- 予約制の内見
レインズとは、不動産会社間で物件情報を共有するための不動産流通標準情報システムです。媒介契約の種類によっては、売却物件をレインズへ登録する義務があります。国土交通省も、媒介契約の種類や物件情報の公開方法について、売主と不動産会社で十分に確認するよう案内しています。
買取とは
買取とは、不動産会社または不動産買取事業者が、売主から物件を直接購入する方法です。
一般の購入希望者を探す必要がないため、価格や引き渡し条件について合意できれば、比較的短い期間で売却できます。
買取された住宅は、不動産会社が必要なリフォームや修繕を行い、再び市場へ販売されることがあります。国土交通省では、このように宅地建物取引業者が既存住宅を取得し、一定の改修を行って再販売する仕組みを「買取再販」としています。
仲介と買取の違いを一覧で比較
| 比較項目 | 仲介 | 買取 |
|---|---|---|
| 主な買主 | 一般の個人・法人 | 不動産会社・買取事業者 |
| 売却価格 | 市場価格に近い価格を目指しやすい | 仲介より低くなる傾向 |
| 売却期間 | 買主が見つかるまで必要 | 条件が合えば比較的早い |
| 広告掲載 | 原則として必要 | 公開せず進められる場合がある |
| 内見 | 購入希望者ごとに対応 | 買取会社の確認が中心 |
| 仲介手数料 | 原則として発生 | 直接買取なら通常は不要 |
| 建物の状態 | 購入者によって判断が分かれる | 現状のまま相談しやすい |
| 残置物 | 原則として撤去が必要な場合が多い | 残したまま相談できる場合がある |
| 契約不適合責任 | 契約内容によって負う可能性 | 免責で合意できる場合がある |
| 売却価格の確定 | 買主との交渉後 | 買取条件の合意時 |
| 近隣への秘匿性 | 広告方法によって知られる可能性 | 公開せず売却しやすい |
| 向いている人 | 価格を重視する人 | 期間・手間・確実性を重視する人 |
ただし、すべての不動産会社が同じ条件で買い取るわけではありません。
物件の立地、再販売の見込み、修繕費、解体費、測量費、残置物の処分費などを考慮して買取価格が決まります。
仲介で不動産を売却するメリット
市場価格に近い金額で売却できる可能性がある
仲介の大きなメリットは、複数の購入希望者へ物件を紹介できることです。
購入者本人が住むために探している場合、不動産会社の再販売利益や大規模な改修費を価格から差し引く必要がありません。
そのため、条件の合う購入者が見つかれば、買取より高い価格で売却できる可能性があります。
特に、次のような物件は仲介を検討しやすいでしょう。
- 駅から近いマンション
- 生活利便性の高い住宅地にある
- 建物の状態が比較的良好
- 駐車場を確保しやすい戸建て
- 一般的な世帯が使いやすい間取り
- 境界や権利関係が整理されている土地
- 近隣に類似物件の成約事例がある
売主の希望を価格へ反映できる
仲介では、不動産会社の査定価格を参考にしながら、売主が売出価格を決めます。
「急いでいないため、少し高めの価格から反応を確認したい」
「住み替え資金として、最低でもこの金額を確保したい」
といった希望を販売戦略へ反映できます。
ただし、相場から離れすぎた価格で売り出すと、購入希望者の検索条件から外れたり、競合物件と比較して割高に見えたりする可能性があります。
売主の希望だけでなく、周辺の成約事例、現在販売中の物件、売却期限を踏まえて価格を決めることが重要です。
幅広い購入者へ物件を紹介できる
仲介では、不動産ポータルサイトやレインズを通じて、広い範囲の購入希望者へ情報を届けられます。
相模原市南区では、地域内での住み替えだけでなく、町田市、座間市、大和市、東京都内などから住宅を探す人も想定されます。
購入者層を一つに決めつけず、その物件の特徴に合う人へ訴求できることが仲介の強みです。
仲介で不動産を売却するデメリット
売却までの期間を正確に確定できない
仲介では、購入希望者が見つからなければ売買契約を締結できません。
価格、物件状態、競合物件、市場状況などによって、売却期間は変わります。
また、購入申し込みが入っても、住宅ローン審査の否決や購入者側の事情で契約へ進まないことがあります。
「いつまでに必ず現金化できるか」を重視する場合は、仲介だけで進めることが適しているか慎重に判断する必要があります。
広告や内見への対応が必要になる
仲介では、購入希望者へ物件を知ってもらうため、広告掲載や内見が必要です。
居住中の住宅を売る場合は、内見に合わせて室内を整理し、日程を調整する必要があります。
空き家でも、不動産会社が案内できるように鍵を預けたり、最低限の清掃や安全確認を行ったりすることがあります。
近隣に売却を知られたくない場合は、広告の掲載範囲や現地看板の有無について、不動産会社と事前に相談しましょう。
建物の不具合や契約条件の整理が必要
個人の買主へ売却する場合、建物の雨漏り、シロアリ被害、設備の故障、過去の増改築などについて、把握している内容を適切に伝える必要があります。
古い戸建てでは、建物状況調査を実施したり、契約不適合責任の範囲を契約書で整理したりする場合があります。
不具合を隠して売却すると、引き渡し後のトラブルにつながるため注意が必要です。
買取で不動産を売却するメリット
売却までの期間を短くしやすい
買取では、不動産会社が買主となるため、一般の購入希望者を探す必要がありません。
物件調査と価格の合意が済めば、契約日や決済日を具体的に調整できます。
次のような期限がある場合は、買取を比較する価値があります。
- 相続税や各種手続きの期限がある
- 住み替え先の購入代金が必要
- 住宅ローンの返済負担を早く解消したい
- 転勤や施設入居の予定が決まっている
- 空き家の固定資産税や管理費を止めたい
- 共有者間で売却期限を決めている
- 年度内など特定の時期までに整理したい
周囲に知られず売却しやすい
買取では、不動産ポータルサイトやチラシなどに物件情報を掲載せずに進められる場合があります。
そのため、近隣住民や知人に売却を知られたくない場合にも検討しやすい方法です。
離婚、住宅ローン、相続人同士の事情など、売却理由を周囲へ知られたくないケースでも、情報公開を抑えながら進められます。
内見対応の負担が少ない
仲介では、複数の購入希望者が内見する可能性があります。
一方、買取では買取事業者が物件を確認することが中心となるため、内見回数を抑えやすくなります。
居住中で内見対応が難しい場合や、遠方に住んでいて何度も現地へ行けない場合にも適しています。
残置物や建物の傷みを含めて相談できる
相続した実家や長期間空き家になっている住宅では、家具、家電、衣類、生活用品などが残っていることがあります。
買取では、残置物を残したまま引き渡せる条件を提示してもらえる場合があります。
また、次のような物件も現状のまま相談できる可能性があります。
- 雨漏りがある
- シロアリ被害がある
- 水回りが古い
- 外壁や屋根が傷んでいる
- 長期間空き家になっている
- 庭木が繁茂している
- 建物内の荷物を整理できない
- 旧耐震基準の建物
- 再建築や接道に課題がある
- 境界や越境の確認が必要
ただし、残置物処分費や修繕費などは、買取価格の算定に含まれる可能性があります。
「無料で処分してもらえる」とだけ考えず、手取り額を比較しましょう。
仲介手数料がかからない場合がある
不動産会社が売主から直接買い取る場合は、売主と買主を仲介する取引ではないため、通常は仲介手数料が発生しません。
ただし、買取業者を別の不動産会社が紹介する場合など、取引形態によっては手数料が発生する可能性があります。
査定を受ける際に、買取価格だけでなく、売却に必要な費用を確認しましょう。
買取で不動産を売却するデメリット
仲介より売却価格が低くなる傾向がある
不動産会社は、買い取った物件を修繕・リフォーム・解体などしたうえで再販売します。
そのため、買取価格を決める際には、次のような費用やリスクが考慮されます。
- リフォーム費用
- 解体費用
- 残置物処分費
- 測量費
- 登記費用
- 再販売の広告費
- 物件の保有費用
- 再販売できないリスク
- 不動産会社の事業利益
このため、一般の購入者へ仲介で売却する場合と比べ、買取価格は低くなる傾向があります。
不動産会社によって提示条件に差が出やすい
買取会社によって、得意な物件や再販売方法が異なります。
マンションの買取を得意とする会社、戸建てをリフォームして販売する会社、土地として再分譲する会社、再建築不可物件や借地権などを扱う会社など、それぞれ得意分野があります。
そのため、同じ物件でも買取価格や引き渡し条件に差が出ることがあります。
金額だけでなく、次の条件をそろえて比較しましょう。
- 買取価格
- 契約日
- 決済日
- 残置物の扱い
- 測量の要否
- 建物解体の負担
- 契約不適合責任
- 引き渡し後の追加請求
- 仲介手数料の有無
- その他の諸費用
仲介が向いている人
次のような場合は、まず仲介を検討しやすいでしょう。
- できるだけ高く売却したい
- 売却期限に余裕がある
- 内見や広告掲載に対応できる
- 建物の状態が比較的良い
- 一般の購入者が利用しやすい物件である
- 駅徒歩圏や生活利便性の高い場所にある
- 住宅ローンの残債を返済するために一定の価格が必要
- 周辺に類似物件の成約事例がある
ただし、仲介で高く売り出せば、必ず高く成約するわけではありません。
売却期限と価格のバランスを考えた戦略が必要です。
買取が向いている人
次のような場合は、買取も比較しましょう。
- 売却期限が決まっている
- 早く現金化したい
- 近隣に売却を知られたくない
- 内見対応が難しい
- 遠方に住んでいる
- 荷物を処分できない
- 建物の老朽化が進んでいる
- 相続人や共有者が複数いる
- 境界や接道などに課題がある
- 再建築不可や市街化調整区域などの事情がある
- 契約後のトラブルをできるだけ減らしたい
- 価格よりも手間や確実性を重視する
仲介と買取を同時に比較する方法もある
売却方法は、最初から仲介か買取のどちらか一方に決めなければならないわけではありません。
たとえば、次のような進め方があります。
- 仲介で売却した場合の査定価格を確認する
- 買取価格も同時に確認する
- 売却にかかる費用と手取り額を比較する
- 仲介で販売する期限を決める
- 期限までに売れなければ買取を再検討する
この方法であれば、仲介による高値売却を目指しつつ、売却期限を大幅に超えるリスクを抑えられます。
ただし、一定期間売れなかった場合に最初から決められた価格で買い取る「買取保証」を利用する場合は、保証価格、適用条件、販売期間、価格改定のルールなどを詳しく確認する必要があります。
相模原市南区で仲介・買取を選ぶときの地域別ポイント
相模原市南区は、小田急線・JR横浜線沿線の駅周辺から、バスや車での移動を前提とした住宅地まで、地域によって不動産の特徴が大きく異なります。
物件種別と立地によっては、仲介による販売が向いているケースもあれば、買取を含めて比較した方がよいケースもあります。
相模大野駅周辺
相模大野駅周辺は、小田急小田原線と小田急江ノ島線を利用でき、商業施設や生活施設も集まっています。
駅徒歩圏のマンションや利便性を重視する購入者向けの物件では、仲介によって幅広く購入希望者を探せる可能性があります。
一方で、築年数が経過したマンションでは、次の点が価格や売れやすさに影響します。
- 管理費・修繕積立金
- 長期修繕計画
- 大規模修繕の実施状況
- 所在階
- 方角・眺望
- 駐車場の空き
- 室内のリフォーム状況
- 旧耐震・新耐震の違い
室内の傷みが大きく、リフォーム費用を売主が負担したくない場合は、マンション買取も比較対象になります。
古淵・大野台・西大沼・東大沼
古淵駅周辺や大野台、西大沼、東大沼は、戸建て住宅やファミリー世帯向けの物件を検討する人が多いエリアです。
古淵駅からの距離だけでなく、次のような条件も重要です。
- 車の利用しやすさ
- 駐車可能台数
- 前面道路の幅
- 商業施設へのアクセス
- 学校や公園との位置関係
- バス路線
- 土地面積
- 建物の間取り
- 境界や越境の状態
古淵周辺でも、駅徒歩圏とバス・車利用の地域では、想定する購入者が異なります。
建物をそのまま使用できる戸建ては仲介での販売を検討しやすい一方、建物の老朽化、残置物、境界、擁壁などの課題がある場合は、古家付き土地での仲介と買取を比較する必要があります。
なお、国土交通省の不動産情報ライブラリに掲載された古淵五丁目の鑑定評価事例でも、土地価格の判断にあたって、周辺の取引事例や地域要因が考慮されています。
小田急相模原・相模台・相武台周辺
小田急相模原駅周辺は、駅徒歩圏のマンションや戸建て、店舗併用住宅など、さまざまな不動産があります。
駅に近い物件では仲介による需要を見込みやすい一方、道路の狭い住宅地や古い戸建てでは、次の確認が重要です。
- 建築基準法上の道路か
- 敷地が道路へ必要な長さ接しているか
- セットバックが必要か
- 私道持分があるか
- 再建築できるか
- 隣地からの越境がないか
- 増改築が適法に行われているか
相模台周辺の公的な地価評価でも、最寄り駅までの距離や道路条件、周辺の土地利用などが個別に確認されています。地域名だけでなく、物件ごとの条件を調査することが不可欠です。
一般の購入者へ説明しにくい課題がある物件は、調査結果を整理して仲介する方法と、現状のまま買い取ってもらう方法を比較しましょう。
東林間
東林間は、小田急江ノ島線を利用でき、相模大野方面へのアクセスも考えやすい住宅地です。
駅に近い土地や戸建てでは仲介を検討しやすい一方、土地の形状、道路幅、既存建物の状態によって評価が分かれます。
古くからの住宅では、境界標が見つからない、塀や屋根が越境している、増築部分の資料がないといったケースも考えられます。
このような場合は、売り出す前に調査を行い、買主へ説明できる状態を整えることが重要です。
麻溝台・北里・下溝・当麻・新磯野周辺
麻溝台、北里、下溝、当麻、新磯野などは、駅からの距離だけで評価するのではなく、車やバスの利便性、土地面積、道路、用途地域などを確認する必要があります。
特に土地や古い戸建てでは、次の点が重要です。
- 市街化区域か市街化調整区域か
- 建築や用途に制限がないか
- 前面道路の種類
- 上下水道の引き込み
- 敷地の高低差
- 農地が含まれていないか
- 車両が敷地へ進入できるか
- 再建築や建て替えが可能か
同じ広さの土地でも、建物を建てられる条件や利用方法によって価格は大きく変わります。
一般の住宅用地として販売しやすい場合は仲介、権利関係や建築条件が複雑な場合は専門的な買取も含めて比較する必要があります。
国土交通省の不動産情報ライブラリでも、相模原市南区新戸の住宅地について、最寄り駅までの距離や土地利用を含めた地価情報が公開されています。
相模原市中央区・緑区や近隣地域でも考え方は異なる
根津ハウジングの中心エリアは相模原市南区ですが、不動産売却を考える際は、中央区・緑区や近隣市との違いも意識する必要があります。
相模原市中央区
相模原駅、淵野辺駅、矢部駅、上溝駅周辺など、JR横浜線や相模線を利用する地域があります。
駅徒歩、バス便、工業地域との位置関係、幹線道路へのアクセスなどが物件の評価に影響します。
相模原市緑区
橋本駅周辺のマンション・戸建てと、津久井・相模湖方面の土地や空き家では、購入者層も売却方法も大きく異なります。
土地面積が広い場合でも、接道、造成、上下水道、土砂災害リスク、建築制限などの確認が必要です。
町田市・座間市との市境周辺
相模原市南区には、町田市や座間市に近い地域があります。
購入希望者は行政区域だけでなく、利用駅、通勤経路、買い物環境、学校、道路などを総合的に比較します。
そのため、「相模原市内の物件」としてだけではなく、周辺地域を含めた生活圏として魅力を伝えることが重要です。
空き家は仲介と買取のどちらがよいか
空き家だから必ず買取がよいわけではありません。
建物の状態が良く、一般の購入者がそのまま使用できる場合は、仲介で高値売却を目指せる可能性があります。
一方、次のような空き家は買取も比較した方がよいでしょう。
- 長期間管理されていない
- 雨漏りやシロアリ被害がある
- 大量の残置物がある
- 庭木や雑草が繁茂している
- 遠方に住んでいて管理できない
- 建物の鍵や書類が整理されていない
- 隣地との境界が分からない
- 再建築や接道に課題がある
- 早く維持費を止めたい
根津ハウジングでは、相模原の空き家について、仲介・買取・買取再販を物件の状態、売却期限、情報公開の希望などから比較する考え方を紹介しています。
相続した実家は仲介と買取のどちらがよいか
相続不動産では、売却方法を選ぶ前に、次の項目を整理する必要があります。
- 相続登記が完了しているか
- 相続人は何人いるか
- 遺産分割協議がまとまっているか
- 売却について全員の合意があるか
- 建物内に荷物が残っているか
- 固定資産税や管理費を誰が負担しているか
- 売却期限や税制上の特例を確認したか
- 境界や権利関係に問題がないか
相続人が複数いる場合、最も高い金額だけを追いかけるよりも、売却時期と手取り額を明確にした方が合意を得やすいことがあります。
仲介で売った場合の想定価格と期間、買取で売った場合の確定価格と時期を並べて比較すると、判断しやすくなります。
仲介と買取で手取り額を比較する
売却方法を選ぶときは、提示された価格だけでなく、最終的な手取り額を比較しましょう。
仲介の手取り額で考慮する費用
- 仲介手数料
- 印紙税
- 抵当権抹消費用
- 測量費
- 残置物処分費
- 修繕費
- ハウスクリーニング費
- 引っ越し費用
- 住宅ローン返済費用
- 譲渡所得税など
買取の手取り額で考慮する費用
- 印紙税
- 抵当権抹消費用
- 住宅ローン返済費用
- 引っ越し費用
- 譲渡所得税など
- 契約条件によって売主が負担する費用
買取価格が仲介の想定成約価格より低くても、仲介手数料、残置物処分、修繕、測量などを買取会社側が負担する条件であれば、手取り額の差が小さくなることがあります。
反対に、買取価格が高く見えても、売主側の費用負担が多ければ、手取り額が減る可能性があります。
必ず同じ条件で比較しましょう。
不動産会社から買取価格を提示されたときの確認事項
買取を検討するときは、次の点を書面で確認しましょう。
- 提示価格は最終価格か
- 現地調査後に減額される可能性があるか
- 残置物を残してよいか
- 測量は必要か
- 建物の解体は誰が行うか
- 契約不適合責任は免責になるか
- 仲介手数料はかかるか
- その他に売主が負担する費用はあるか
- 契約日と決済日はいつか
- 引き渡し後に追加請求される可能性はないか
「買取価格が高い」という理由だけで決めるのではなく、引き渡し条件まで含めて確認することが大切です。
仲介と買取についてよくある質問
仲介と買取ではどちらが高く売れますか?
一般的には、仲介の方が高く売却できる可能性があります。
ただし、仲介では買主が見つからない可能性や、値下げ交渉、修繕費、仲介手数料なども考慮する必要があります。
価格だけでなく、売却期間と手取り額を比較しましょう。
買取なら必ずすぐに売却できますか?
物件調査や権利関係に問題がなく、売主と買取会社が条件に合意できれば、仲介より早く売却しやすくなります。
ただし、相続登記が終わっていない、共有者の合意がない、境界や抵当権に問題がある場合は、整理に時間がかかることがあります。
査定を依頼したら仲介か買取をすぐ選ぶ必要がありますか?
すぐに決める必要はありません。
仲介で売却した場合の査定価格と、買取価格の両方を確認したうえで比較できます。
買取でも住宅ローンが残っている家を売れますか?
売却代金や自己資金によって住宅ローンを完済し、抵当権を抹消できれば売却できます。
まずは住宅ローンの残高と、売却に必要な費用を確認しましょう。
荷物を残したまま買い取ってもらえますか?
買取会社によっては、家具や生活用品を残したまま引き渡せる場合があります。
ただし、残置物の内容や量によって条件が変わるため、査定時に確認が必要です。
古い家でも仲介で売れますか?
築年数が経過した家でも、中古戸建てや古家付き土地として仲介で売却できる可能性があります。
建物の状態、土地の需要、道路、境界、再建築の可否などを確認して判断します。
近所に知られず売りたい場合は買取しかありませんか?
買取以外でも、広告掲載を限定した仲介や、既存顧客への紹介、予約制の案内などを検討できる場合があります。
ただし、情報公開を減らすと購入希望者へ届きにくくなるため、売却期間や価格への影響も考慮しましょう。
相模原市南区の仲介・買取は地域を知る不動産会社へ
仲介と買取のどちらが適しているかは、売却価格だけでは決められません。
物件の立地、建物の状態、道路や境界、売却期限、残置物、住宅ローン、相続人の状況、近隣への情報公開などを整理し、同じ条件で比較する必要があります。
特に相模原市南区は、相模大野や古淵などの駅周辺と、麻溝台、大野台、西大沼、下溝、新磯野などの住宅地では、購入者が重視する条件が異なります。
地域の実情を把握せずに、駅からの距離や土地面積だけで価格を判断すると、その不動産が持つ魅力を十分に伝えられない可能性があります。
根津ハウジングでは、相模原市南区を中心に、戸建て・マンション・土地・空き家・相続不動産の売却相談を承っています。
仲介による想定売却価格だけでなく、売却までの期間、必要な費用、買取を利用した場合の条件まで整理し、お客様の事情に合った方法をご案内します。
「できるだけ高く売りたい」
「期限までに確実に売却したい」
「仲介と買取の手取り額を比較したい」
「相続した実家に荷物が残っている」
「古い戸建てや道路に不安がある土地を相談したい」
このような段階でも問題ありません。
まずは物件の状況と希望条件を確認し、仲介・買取のどちらが適しているか一緒に整理しましょう。
